八ヶ岳南部縦走(2008年7月)

投稿日: 2008年7月28日 | カテゴリ:『登山』>八ヶ岳

20年ぶりに八ヶ岳に登ってみた。キャンプ用具と二日分の食料を担いで3000m級の登山に挑戦するのは久しぶりである。現時点で本格的登山が可能かどうかの試金石でもあった。

2008年
7月28日
11:10~11:30 美濃戸口
12:30~12:40 美濃戸山荘(柳川南沢入り口)
15:20 行者小屋
7月29日
5:30 行者小屋 発
7:30 文三郎道分岐点
8:00~8:10 赤岳
9:15 横岳
10:30 硫黄岳
12:00 赤岳鉱泉
12:45 行者小屋
7月30日
6:00 行者小屋 発
9:00 美濃戸口バス停
7月28日

立川発6時46分発の鈍行に乗る。時間も十分あったし、特急を使うほどの距離でもないと思ったからだ。甲府を過ぎたころから雨が本格的に降り出した。風もかなり強く、雨が窓に吹き付けている。通り雨だろうと思ってあまり気にもしなかった。茅野に着いたときにはまだ雨が降っていたが、バスで美濃戸口に向かう途中で小止みになり、着くころには止んでいた。

リラックス草履から登山靴に履き替えて、テント設備と食料2日分を詰め込んだザックを担いで出発する。南沢の取っ付き点にある美濃戸山荘までは自動車の通行できる林道を辿る。美濃戸山荘付近とその下にあるロッジ2件で自動車に駐車場を提供しているそうである。20年ほど前に来たときには自家用車の乗り入れは許可されていなかったと思う。

美濃戸口バス停付近
美濃戸山荘
(南沢入り口)

天幕を持った山行はもう10年以上やったことがなかった。それほど重い荷物ではなかったが、南沢では何回か息が切れて休んだ。そのため2時間の行程を3時間近く掛かってしまった。行者小屋でテントの申し込みをしてテントの設営に取り掛かった。何度も設営したテントだ、設定方法は忘れることはない。テントの設営料は1000円である。10年ほど前までは300円程度であったから大分高くなったなという感じである。しかし、環境規制が厳しくなりトイレ施設の改良などにお金が掛かるのであろう、と思ってこの料金に納得。

行者小屋
(バックは大同心と小同心)
行者小屋水場
行者小屋キャンプ場
背景は赤岳

プリムスのガソリンコンロに白ガスを充填し、メタで予熱しバーナーに点火するとボーボーと勢いよく火が燃え出す。このバーナーの火の勢いに何度か元気付けられたことを懐かしく思い出した。水を沸騰させ、レトルトご飯を炊いている間に、きゅうりの漬物をさかなにしてビールを飲む。あいかわらずうまい。ご飯にレトルトのカレーを掛けて食べたがこれも大変うまかった。曇っていたので周囲の山は全く見えない。早々にシュラフに入って眠る。

20年ほど使用している
一人用テント(ダンロップ製)とシュラフ
20年ほど使用している
プリムス・ガソリン・コンロ
7月29日

久しぶりにテント泊まりだったのか、ほとんど眠れなかった。他の登山者の声に刺激されて朝4時ごろに起床。外に出てみると霧は晴れていて、大同心と小同心が行者小屋の上方にくっきり見えた。右側に目を移してみると赤岳もはっきり姿を現している。多くの登山者がこの景観に歓声を上げていた。私も久しぶりに近くに見た3000m級の山の景観に感動した。お湯を沸かし、カップヌードルで朝食を取る。

阿弥陀岳に日が当たるころにサブザックを担いで出発した。文三郎道は鎖や鉄柵などで整備されているが、急登である。荷は軽いが息が切れて何回か休んだ。そのため分岐点まで2時間近くも掛かってしまった。分岐点からは鎖場の連続で少し緊張するが、登りだせばこれまでの勘が戻ってきて順調に上りきる。赤岳の山頂を踏んだのはこれで4回目だと思う。前回は84年の7月だらか24年ぶりの赤岳というわけだ。改めて「やったな」という気持ちになる。

文三郎中途から見た阿弥陀岳
頂上小屋から見た赤岳頂上
横岳方面から見た赤岳

10分ほど休んで横岳に向かう。赤岳からの下りは急坂で少し注意が必要だ。この坂を下り切った頃には赤岳の頂上が霧に隠れ始めた。横岳までは幾つかのピークを越えるが何という山なのか解からない。幾つかの鎖場を越えてやっと横岳の主峰にたどり着く。

横岳から硫黄岳に向かう斜面にはコマクサが群生していてすばらしい景観を楽しませてくれる。硫黄岳山荘を過ぎてゆるい登りを詰めると硫黄岳に着く。野球場が1つ入るぐらいの広い頂上である。赤岩の頭から赤岳鉱泉に下り、中山乗越を越えて行者小屋に戻る。

硫黄側から見た横岳
コマクサ
横岳と硫黄岳の間の斜面に群生するコマクサ
硫黄岳山荘と硫黄岳
硫黄岳頂上

まだ1時だったので、テントをたたみ美濃戸まで下れば17時過ぎのバスに十分間に合ったが、かなり疲れていたので大事をとってもう1泊することにした。その夜は晴れていたせいかかなり冷え込んだ。シュラフ1枚では寒かったのでレインコートを着込んで寒さを凌いだ。それでも3、4時間位は眠ることができた。

7月30日

余裕をとって6時に出発したが、荷物が重いせいか下りでも何度か休んだ。それでもなんとか9時前に美濃戸口まで着くことができた。


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八ヶ岳南部縦走(2008年7月)” への2件のコメント

  1. はじめまして

    山登りの検索からここにたどり着きました。
    いろいろ読ませていただきましたが、大変素直に記述されていて、読んでいてどこかほっとしました。
    冬の木曽御岳の記録はとくに面白かったです。

    鈴木さんはいつも単独で登山されるのですか?
    私も、いつもと言う訳ではありませんが、一人で気ままに登るのが好きなタイプです。
    体力が衰えてきたので、最近は「超軽量」登山用具にこっていて、ザックとテント、シュラフをこのタイプのものに新調しました。
    写真を拝見すると、同じような選択をされておられるようですね。
    シュラフはかなり薄手のように見受けましたが、どれくらいのものをお使いですか?

    また立ち寄らせていただきますので、よろしくお願いします。
    なお、私も仲間と自宅サーバ(Fedora)で下記のような健康サイトとSNSを立ち上げています。
    よろしければ御立ち寄り下さい。
     http://club100.jp/karada/index.html

    • 健康法師さんへ
      コメントありがとうございます。登山日記へのコメントは初めてなのでいささかびっくりしています。しかも、写真のない長文の登山日記を読んでくださったことにも、驚嘆しています。
      私の登山は基本的に単独行です。その生成過程については、掲載の登山日記にその片鱗が現れていると思います。
      私の登山用具はほとんどが20年ほど前に揃えたものです。この頃は、まだ中高年の登山ブームが高揚していなかった時代(学生登山・社会人登山の全盛期?)だったと思います。テントは少し重量気味ですが、造りのしっかりしたものです。したがって、長い間の風雪に耐えてこれたと思います。シュラフは軽量ですが、夏でも3000m級の山では寒さを感じるのでゴアテックスのシュラフ・カバーと共に使用しています。冬用にもう一本持っています。プリムスのガソリン・コンロは自信を持ってお勧めすることができます。小型ですが、冬山でも十分威力を発揮します。
      昨年八ヶ岳にいったときにも隣にテントを張られた同年代の登山者も用具の軽量化に努めていたようです。
      法師さんのサイトにアクセスしてみました。直感的にですが、何か僕のサイトに似ているみたいで共感しました。じっくり読み込んで改めてコメントしたいと思います。今後とも交流よろしくお願いいたします。

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