アーカイブの拡張・縮小表示可能なプラグイン

アーカイブをカテゴリー毎に表示できるプラグイン がWP-4.0ではうまく働かなくなったので、これに代わるカテゴリー選択可能なアーカイブ表示ができる新しいプラグインを探す必要が出てきました。
プラグイン・ページで適当なプラグインを検索したところ、次のような候補が見つかりました。
① Collapsing Archives
② jQuery Archive List Widget

しかし、どちらのプラグインも一長一短があり、一方に特定して全ての要望を満たすことは困難である、と判断しました。したがって、両者の長所を利用する形でアーカイブ表示を構築することにしました。
以下、次のような機能の設定を試みました。
(1) 通常のアーカイブ表示であるが、年の拡張・折りたたみが可能な設定。
(2) 年・月の展開によって最終的には記事のタイトルを表示できる設定。
(3) 以上の設定は、サイドバーに表示する設定ですが、②の機能を範囲の限定されているサイドバーに展開するには狭すぎる難点があるので、これをページに展開できるようにした設定。
(1)、(2)は、Collapsing Archivesを利用して実現し、(3)の機能はjQuery Archive List Widgetを利用して実現しました。
以下その設定方法について説明いたします。

(1) 通常のアーカイブを拡張・縮小方式で表示する方法

Collapsing Archivesプラグインを使用して作成します。

(A) Collapsing Archivesのインストール

pluginページから新規追加を選択し、検索ボックスにCollapsing Archivesと入力し、リターンキーを押せば候補が表示されます。作者がRobert Feltyであることを確認して同名のプラグインをインストールしてください。管理画面の設定→概観→ウイジットを選択し、左の欄にあるCollapsing Archivesを左クリックすると追加画面が現れますので、「ウイジットを追加」ボタンをクリックすればこのプラグインが右のサイドバーのボックスに挿入されます。

サイドバーのこのプラグインがインストールされているバーの▼をクリックすれば、以下の図のようなオプションが表示されます。


(B) オプション項目の説明

以下「通常のアーカイブ表示の設定」(英語版)に沿って説明していきます。

  • Title:サイドバーに表示される題名です。本サイトでは「アーカイブ」にしてあります。
  • Show Post Count:チェックを入れれば年及び月に含まれる記事数が表示されます。
  • Display archives in :「アーカイブを表示する順序」を設定します。ここでは年代の新しい順(降順)で設定してあります(Reverse Chronological order)。
  • Expanding and collapse characters:拡張及び縮小を示す記号またはイメージを選択します。ここではcustomを選択して自分好みの記号を設定してあります。読者の好みで設定してください。図で確認できるようにimagesのところが×になっているいますが、これはpassが間違っているからです。解決法は(注1)を参照してください。
  • Exclude or Include:プルダウンボックスで選択します。含める年(Include)または除外(Exclude)する年を指定します。ここでは、1995,1985,1984,1983,1977,1976,1974を除外する設定です。
  • Exclude or Include:次の選択ボックスは、含める(Include)または除外(Exclude)するカテゴリーを指定するものです。試した結果、カテゴリーIDは効きません。指定する場合には、Slugのみの指定が有効です。また含める設定のみ有効で、除外設定は効きません。この含める設定でいくつかのカテゴリーを指定した場合、記事数は含めたカテゴリーに含まれるものだけが表示されますが、実際に年や月のアーカイブ・リンクをクリックした場合に全カテゴリーを指定した場合と同じ数の記事が表示されます。但し、記事タイトルの表示オプションを選択した場合には、この機能は有効に働きます(指定したカテゴリーに含まれる記事のタイトルみが表示されます)。
  • Taxonomy type:分類方法ですがこの選択の効果はわかりません。ここでは、「category」にしてあります。
  • Post type:表示するタイプの記事を指定します。ここではpostのみとします。
  • Clicking on year/month:年または月をクリックしたときのアクションを指定します。「Links to archive」は、アーカイブにリンクする設定です。「Expands list」はアーカイブ・リンクを表示するのではなく、年→月→記事タイトルの順に展開する設定です。
  • Leave Current Year Expanded by Default:これを選択するとデフォルトで最新年を拡張して表示します。
  • Show Post Count in Year Links:チェックを入れれば、年アーカイブの記事数を表示します。
  • Show Month Link:チェックすれば、月アーカイブへのリンクを有効にします。
  • Show Post Count in Month Links:チェックすれば、月リンクの記事数を表示します。
  • Month Links should expand to show Posts:チェックすると、月リンクをクリックした場合、アーカイブにリンクするのではなく、記事を表示するようになります。
  • Leave Current Month Expanded by Default:チェックするとデフォルトで最新月に含まれる記事のタイトルを表示するようになります。
  • Show Post Title:チェックすれば、記事のタイトル全長を表示します。
  • Truncate Post Title to :タイトルを次のボックスに指定した長さだけに縮小して表示します。
  • Show Post Date :チェックすれば記事の作成日を記事の後(After post title)、または前(Before post title)に表示します。
  • as:これをクリックすると年代表示のフォーマットを解説したページにジャンプします。次のボックスで表示する日付のフォーマットを指定します。Y年m月d日のように日本語の年代で指定することも可能です。
  • Style:これは箇条書きの冒頭記号を選択するものです。自分のサイドバー設定を使用したいには、「custom」または「No arrows」を選択してください。
  • Advanced options:これを押すと高度のオプションが表示されます。
  • Remember expanding and collapsing for each visitor (using cookies) :これをONにすると訪問者がアクセスした状態を保存して、再度アクセスしたときに前の状態を再現します。
  • Accordion style ? :チェックを入れると、特定の年または月を拡張した場合に、前に拡張されていた年または月が縮小されます。
  • Show debugging information:本プラグインのデバッグ情報が表示されます。このオプションは、まだ確かめていません。

以上の設定におけるサイドバーでの表示例は以下のとおりです。
当サイトでの表示例

(2) アーカイブを記事まで展開する方法

各項目の設定の詳細は、(1)で述べた通りです。
(1)と異なる点は、以下の点です。

  • Clicking on year/month を「Expands list」にして年または月をクリックしたときに記事の表示まで拡張を続けていくようにします。「Links to archive」にチェックを入れれば、年月のアーカイブリンク機能を残しながら(年リンク、月リンクをクリックした場合アーカイブ記事が直接表示される)、記事タイトルまでの展開(拡張記号のみをクリックした場合)が可能になります。
  • 「Month Links should expand to show Posts」にチェックを入れます。
  • Show Post Titleにチェックを入れます。

以上の設定を行えば、年または月をクリックすれば、年→月→記事のタイトルの順に表示が深まっていきます。最後に記事のタイトルをクリックすればその記事の内容が表示されます。
当サイトでの表示例


注意(1) イメージのパス修正について

プラグインのルートディレクトリにあるoptions.txtの次の部分(35~37行目)を修正します。

"/wp-content/plugins/collapsArch/" ?>img/collapse.gif' />&nbsp;<img
 src='<?php echo get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsArch/" ?>img/expand.gif' /></label>
                                ↓
"/wp-content/plugins/collapsing-archives/" ?>img/collapse.gif' />&nbsp;<img
src='<?php echo get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsing-archives/" ?>img/expand.gif' /></label>    

ついでに、symbols.txt
にある同様の部分のパスも修正しておいてください。

$expandSym="<img src=\"". get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsing-categories/" . 
"img/expand.gif\" alt=\"expand\" />";
$collapseSym="<img src=\"". get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsing-categories/" . 
 "img/collapse.gif\" alt=\"collapse\" />";
                    ↓
$expandSym="<img src=\"". get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsing-archives/" . 
"img/expand.gif\" alt=\"expand\" />";
 $collapseSym="<img src=\"". get_settings('siteurl') .
"/wp-content/plugins/collapsing-archives/" . 
"img/collapse.gif\" alt=\"collapse\" />";


注(2)カテゴリーの選択について

既に述べたように、カテゴリの指定はInclude及びスラグ指定のみで有効です。
例えば、表示したいカテゴリーのスラグをボックスに入力します。こうすれば設定以外のカテゴリーに属する記事は表示されなくなります。但し、これは記事表示の場合のみ有効で、年リンク、月リンクをクリックした場合には、効果は発揮されません(全ての記事が表示されます)。

注(3)手動設定について

Collapsing Archivesでページで表示することを試してみましたが、うまくいきませんでした。表示はされますが展開機能が働きませんでした。原因は解りません。
以下のような手動設定が推奨されています。

<?php
     if( function_exists('collapsArch') ) {
      collapsArch();
     } else {
      echo "<ul>\n";
      wp_get_archives();
      echo "</ul>\n";
     }
    ?>
(3) ページでのアーカイブの展開(記事のタイトルにいたる)表示

Collapsing Archivesでのページ設定ができないので、別の類似のプラグインを探したところ適当なものが見つかりました。
「jQuery Archive List Widget」です。必要な方は、Collapsing Archivesと同じ手順で検索・インストールしてください。
このプラグインも、ウィジットが主要な使用方法ですが、機能は前者よりもだいぶ劣ります。しかし、ページでの手動設定は良好に機能します(但し、ページでPHPの実行を可能にするプラグインが必要になります。当サイトでは、ページでPHPの実行を可能にするプラグイン-PHP executionを導入しています)。
ページに以下のような設定を組み込んでください。便宜上途中で改行してありますが、実際は一続きのスクリプトです。

[jQuery Archive List month_format=full showpost=1 showcount=1 
ex_sym=[+] con_sym=[-] fx_in=slideDown expand=none]

[追記](2015年12月11日)
Version 3.0.4では以下のように、「jQuery Archive List」の半角スペースがなくなっていますので注意してください。

[jQueryArchiveList month_format=full showpost=1 showcount=1 
ex_sym=[+] con_sym=[-] fx_in=slideDown expand=none]
関数の説明
  • month_format=full:月の表示フォーマットを指定します。英語表示のときに効きます。fullは全表示(例えば、December)、shortは省略形(Dec)。日本語の場合にはどちらを選択しても「12月」のように表示されます。
  • showpost=1:記事を表示するように設定します。「0」は非表示です。
  • showcount=1:記事数を表示。「0」は非表示です。
  • ex_sym=[+]:展開記号の指定です。好みの記号・文字を使用してください。但し、半角のカギ括弧[ ]はプログラム用の記号なので使用しないでください。ここでは全角のカギ括弧を使用しています。
  • con_sym=[-]:縮小(折り畳み)用の記号です。全角のカギ括弧を使用しています。
  • fx_in=slideDown:当該リンクをクリックしたときの展開方法。
  • expand=none:デフォルト(最初にアクセスした時)の展開状態を指定します。「none」はデフォルトで何も展開していない状態(全部折り畳まれた状態)になります。「all」を指定すると全ての年月が展開され、全記事が表示されます。

表示例:
アーカイブ別全記事一覧

まとめ

年月の展開可能なアーカイブ表示のプラグインは、記事を年代順に検索するには便利なプラグインです。しかし、記事が多い場合は、限られたスペースのサイドバーに表示するには限界(読みにくい、操作がし難いなど)があります。この機能はどうしても十分なスペースを確保できるページに表示するほうがその機能が十全に発揮される、と思います。これと同じような機能にカテゴリー表示のプラグインがあります。当サイトではヘッダーに同様の機能を備えているので実際には必要ありませんが、展開・折り畳み可能なアーカイブ表示ができればまた違った趣が出てくると思います。以降、既存のプラグインの改良を試みるとともにカテゴリー領域でもページ表示を追及してみたいと思います。


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